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25.「建具工事業」/「建具工事」について - 【兵庫県姫路市】行政書士笹井一宏事務所~建設業許可申請/建設業の許認可申請等を専門とする行政書士事務所です。

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25.「建具工事業」/「建具工事」について

※【掲載写真・説明等に関する留意事項】 当サイトに掲載している各建設工事の写真・説明等は、各許可業種の一般的な工事内容をご理解いただくための参考資料として掲載しております。これらの写真・説明等は、当該工事に係る該当業種であることを断定しておらず、該当工事であることを必ずしも保証するものではありません。また、申請に当たっての実際の許可業種や建設工事の判断を個別具体的に示すものではありません。個々の工事における具体的な業種区分や必要な許可につきましては、工事の内容や規模等により異なりますので、各建設工事や各許可業種の判断をされるに当たっては、各法令や通達等を十分熟読し理解され、申請する際は、各許可行政庁に必ず事前にお問い合わせをし、事前相談し、詳細をご確認下さい。







▲建具工事 ドア取付工事


▲建具工事 ドアクローザー取付工事


▲建具工事 古民家


▲建具工事 カーテンウォール工法


▲建具工事 カーテンウォール工法





「業種」(法律別表)  「建設工事の種類」(法律別表)

25建具工事                  建具工事



◆建具工事(業)とは何ですか?

建具工事業とは、建設業法における専門工事業の一つで、建具工事とは建物の開口部に取り付ける建具(ドア、窓、ふすま、障子など)の製作・取付を行う工事のことで建設工事の種類の一つです。

(主な工事内容)
建具工事には以下のようなものが含まれます:
  • 金属製建具工事 - アルミサッシ、スチールドア、シャッターなど
  • 木製建具工事 - 木製ドア、窓枠、框戸(かまちど)など
  • ふすま・障子工事 - 和室の建具
  • 自動ドア工事 - 自動ドアの設置
  • シャッター工事 - 防火シャッター、電動シャッターなど
  • カーテンウォール工事 - ビル外壁のガラスカーテンウォール
  • ガラス工事 - 建具へのガラス取付

(建設業法上の位置づけ)
建設業法により、建具工事業は29業種ある建設業の専門工事の一つとして定められています。一定規模以上の工事を請け負う場合は、国土交通大臣または都道府県知事の許可が必要です。

(建具工事の特徴)
多様な材質
  • 金属(アルミ、ステンレス、スチール)
  • 木材(各種木材)
  • 樹脂(PVC、樹脂サッシ)
  • ガラス
機能性が重要
  • 開閉のスムーズさ
  • 気密性・水密性
  • 遮音性・断熱性
  • 防火・防犯性能
精密な加工・調整
  • ミリ単位の精度が必要
  • 建物の歪みへの対応
  • 丁番やクローザーの調整

(主な建具の種類)
開閉方式による分類
  • 開き戸(片開き、両開き、親子ドア)
  • 引き戸(片引き、引き違い)
  • 折れ戸
  • 回転ドア
  • 自動ドア
用途による分類
  • 玄関ドア
  • 室内ドア
  • 窓サッシ
  • 防火戸
  • 防音ドア

(主な工事例)
  • 住宅 - 玄関ドア、窓サッシ、室内ドア、ふすま、障子
  • マンション - 玄関扉、窓サッシ、バルコニーサッシ
  • オフィスビル - 自動ドア、カーテンウォール、防火戸
  • 商業施設 - ショーウィンドウ、自動ドア、シャッター
  • 工場・倉庫 - シャッター、スチールドア

(関連する性能)
断熱性能
  • 複層ガラス(ペアガラス)
  • Low-E ガラス
  • 樹脂サッシ
防火性能
  • 防火戸・防火シャッター
  • 耐火基準への適合
防犯性能
  • 防犯ガラス
  • 多点ロック
  • CP認定製品

建具工事は、建物の快適性、安全性、デザイン性を左右する重要な専門工事です。建物の「顔」となる部分を担当し、居住性や使い勝手に直接影響を与える仕事です。



◆建具工事の具体例について、より詳しく説明します。

1. 金属製建具工事
アルミサッシ工事
窓サッシの種類と施工
  • 引き違い窓 - 最も一般的な窓形式
    • レール取付
    • 枠の建込み(躯体への固定)
    • 戸車の調整
    • 気密材(モヘア)の調整
  • 縦すべり出し窓・横すべり出し窓
    • オペレーターハンドルの取付
    • ヒンジの調整
    • ストッパーの設定
  • FIX窓(はめ殺し窓)
    • 枠のみの固定
    • ガラス嵌め込み
アルミドア
  • 玄関引き戸
  • 勝手口ドア
  • テラスドア
  • 框ドアの組立・取付
施工手順
  1. 開口部の寸法確認・墨出し
  2. 枠の取付(アンカー打ち、ビス固定)
  3. 枠と躯体の隙間のシーリング
  4. 障子(可動部)の吊込み
  5. 開閉調整
  6. 気密・水密確認
  7. クレセント錠など金物の調整

スチール製建具工事
スチールドア
  • 事務所・工場の出入口
  • 防火戸
  • 非常口
  • 重量があるため吊込みに注意
ステンレス製建具
  • エントランスドア
  • 高級仕様の建具
  • 厨房用ドア
  • 病院・クリーンルーム用
施工のポイント
  • 重量物のため複数人での作業
  • 丁番の強度確認
  • 溶接部の仕上げ処理
  • 錆止め塗装

シャッター工事
手動シャッター
  • スラット(羽根板)の組立
  • ガイドレールの取付
  • 巻取軸の設置
  • 手動チェーン・ベルトの取付
電動シャッター
  • 電動モーターの取付
  • 配線工事(電気工事業者と連携)
  • リモコン・スイッチの設置
  • 安全装置(障害物検知)の調整
防火シャッター
  • 防火区画用
  • 熱感知器との連動
  • 煙感知による自動閉鎖
  • 危害防止装置(人が挟まれない仕組み)
  • 定期点検が法令で義務付け
オーバースライディングドア
  • 工場・倉庫の大型開口部
  • 電動式が多い
  • レールとローラーの設置

2. 木製建具工事
木製ドアの製作と取付
框戸(かまちど)
  • 框(骨組み)を組んで製作
  • ホゾ組み、ダボ継ぎ
  • 鏡板(パネル)の嵌め込み
  • 塗装仕上げ
フラッシュドア
  • 芯材に合板を張った軽量ドア
  • 一般住宅で最も普及
  • 既製品も多い
無垢材ドア
  • 高級仕様
  • 木材の収縮・膨張への対応
  • 反り防止の工夫
施工内容
  • 枠の建込み
  • 丁番の彫り込み・取付
  • ドアの吊込み
  • クリアランス(隙間)調整
  • ドアクローザー取付
  • 錠前・ラッチの取付

造作材との調整
ケーシング(枠見切り)
  • ドア枠周りの化粧材
  • 壁との取合い処理
  • 45度留め加工
幅木・廻り縁との取合い
  • 建具枠との納まり
  • 隙間のコーキング処理

3. 和室建具工事
ふすま工事
ふすまの構造
  • 組子(骨組み)の製作
  • 下張り(何層もの紙を貼る)
  • 上張り(ふすま紙)
  • 引手の取付
  • 縁(ふちどり)の取付
種類
  • 本ふすま(伝統的工法)
  • 板ふすま(芯材に板を使用)
  • ダンボールふすま(量産品)
取付・調整
  • 鴨居・敷居への建込み
  • 戸車の調整(ある場合)
  • 開閉のスムーズさ確認

障子工事
障子の製作
  • 組子の加工と組立
    • 縦組子・横組子
    • 様々なデザイン(荒組、横繁など)
  • ホゾ組み
  • 障子紙貼り
  • 桟の面取り仕上げ
種類
  • 荒組障子
  • 横繁障子
  • 雪見障子(下部がガラス)
  • 猫間障子(小窓付き)
施工
  • 鴨居・敷居への建込み
  • 引手の取付
  • 開閉調整

欄間工事
透かし彫り欄間
  • 彫刻欄間の製作・取付
  • 伝統的な技法
  • デザインの製図から彫刻まで
組子欄間
  • 細い木材を組み合わせた幾何学模様
  • 釘を使わない伝統技法

4. 自動ドア工事
自動ドアの種類
引き戸式
  • 片引き・両引き
  • センサーによる開閉
  • エンジン部の天井取付
スイングドア式
  • 開き戸タイプの自動ドア
  • 回転ドアも含む
施工内容
  1. 開口部への枠取付
  2. エンジンユニット設置
  3. ドア本体の吊込み
  4. センサー取付(天井または横)
  5. 電気配線接続
  6. 開閉速度の調整
  7. センサー感度調整
  8. 安全装置の確認
安全装置
  • タッチセンサー
  • 補助光電センサー
  • 挟み込み防止装置

5. カーテンウォール工事
ガラスカーテンウォール
構造
  • アルミ製のマリオン(縦枠)・トランサム(横枠)
  • 大判ガラスの取付
  • ビル外壁全面をガラスで覆う
工法
  • ユニット工法 - 工場で組立て現場で取付
  • パネル工法 - 現場で組立
  • スティック工法 - 部材を一本ずつ組立
施工手順
  1. 躯体への取付金物設置
  2. マリオン・トランサムの建込み
  3. ガラスの嵌め込み
  4. シーリング工事
  5. 水密・気密試験
性能
  • 高い気密・水密性
  • 断熱・遮熱性能
  • 耐風圧性能
  • 地震時の変形追従性

6. 特殊建具工事
防音ドア・防音サッシ
構造
  • 重量のある厚手の扉
  • 気密ゴムパッキン
  • ドアの周囲全体をシール
  • 二重扉構造(音楽室等)
用途
  • 音楽室・スタジオ
  • 会議室
  • 病院の診察室

防火戸
構造と性能
  • 耐火時間による等級(30分、60分等)
  • 鋼板製または特殊材料
  • 自動閉鎖装置
  • 煙感知器との連動
設置場所
  • 防火区画の開口部
  • 避難経路
  • 竪穴区画(階段室)

気密ドア・水密ドア
クリーンルーム用
  • 高い気密性能
  • ステンレス製が多い
  • パッキンによる密閉
防水扉
  • 地下駐車場入口
  • 水が浸入する恐れのある箇所
  • ゴムパッキンによる水密性

電磁シールドドア
用途
  • 電波暗室
  • MRI室
  • 精密機器室
構造
  • 金属メッシュや金属板
  • 指組ガスケット(櫛状の密着部材)

7. ガラス工事
ガラスの種類と施工
フロートガラス(普通ガラス)
  • 一般的な透明ガラス
  • 厚さ3mm~19mm
複層ガラス(ペアガラス)
  • 2枚のガラスの間に空気層
  • 断熱性能向上
  • Low-E膜付きで遮熱・断熱
強化ガラス
  • 割れにくく、割れても粒状になる
  • 安全性が高い
  • ドア用途に多い
合わせガラス
  • 2枚のガラスに中間膜
  • 防犯・防音・紫外線カット
  • 割れても破片が飛散しない
型板ガラス
  • 表面に凹凸模様
  • 視線を遮る
  • 浴室・トイレに使用
施工方法
  • グレイジングビード - ゴム製の押さえ材
  • 構造シーリング - シリコンで固定
  • グレイジングチャンネル - 金属枠で固定
  • セッティングブロック - ガラスを支える小片

8. 金物工事
ドア用金物
丁番(ヒンジ)
  • 平丁番、旗丁番
  • フラッシュ丁番(見えない丁番)
  • 調整機能付き丁番
ドアクローザー
  • 自動でドアを閉める装置
  • 閉まる速度の調整
  • ストップ機能付きも
錠前
  • シリンダー錠
  • 電気錠
  • カードキー・テンキー錠
  • 自動施錠システム
ドアハンドル・レバー
  • 様々なデザイン
  • バリアフリー対応のレバーハンドル

引き戸用金物
戸車
  • V型戸車、平戸車
  • 調整ねじで高さ調整
  • ベアリング入り高性能品
引手・取手
  • 埋込引手
  • 掘込引手
  • バー取手
ソフトクローズ機構
  • 閉まる直前に減速
  • 静かに閉まる

9. 建具の性能と試験
気密性能
等級
  • A-1~A-4(数字が大きいほど高性能)
  • 隙間からの空気漏れ量で判定
試験
  • 加圧・減圧試験
  • 圧力差での漏気量測定

水密性能
等級
  • W-1~W-5
  • 雨水の浸入に対する抵抗性
試験
  • 散水試験
  • 風圧を加えながらの散水

遮音性能
等級
  • T-1~T-4
  • 音響透過損失で評価
用途
  • 幹線道路沿いの住宅
  • 音楽室・会議室

耐風圧性能
等級
  • S-1~S-7
  • 台風等の風圧に耐える性能
重要性
  • 高層ビル
  • 沿岸部の建物

10. 施工管理のポイント
採寸・製作
正確な採寸
  • 開口部の実測(上中下、左中右で測定)
  • 躯体の歪み確認
  • 製作寸法の決定(クリアランス考慮)
製作図作成
  • 詳細寸法の記入
  • 金物位置の指定
  • 仕上げ材との取合い

建込み・調整
水平・垂直の確認
  • レーザーレベル使用
  • 下げ振りでの確認
  • 水平器での確認
開閉調整
  • スムーズな開閉
  • 適切な隙間(3mm程度)
  • 戸当たりの調整
気密・水密確認
  • シーリングの充填
  • パッキンの密着確認
  • 隙間の処理

11. 関連工事との調整
他工種との取合い
内装工事
  • クロス・塗装との境界処理
  • 枠と壁の取合い
左官工事
  • モルタルとの取合い
  • 水切りの処理
電気工事
  • 自動ドアの配線
  • 電気錠の配線

搬入・養生
搬入計画
  • 大型建具の搬入経路確認
  • クレーン使用の検討
  • 搬入時間の調整
養生
  • 建具表面の保護フィルム
  • 枠への養生材
  • 完成まで保護

12. メンテナンス
定期点検
点検項目
  • 開閉動作の確認
  • 金物の緩み点検
  • 気密材の劣化確認
  • シーリングの状態
調整作業
  • 丁番のビス増締め
  • 戸車の調整
  • クローザーの速度調整
  • 錠前の調整

修理・交換
部品交換
  • 戸車の交換
  • ハンドル・レバーの交換
  • パッキンの交換
  • ガラスの交換

◇必要な資格・技能
  • 建具製作技能士(1級・2級)特級も
  • サッシ施工技能士
  • カーテンウォール施工技能士
  • 自動ドア施工技能士
  • ガラス施工技能士

◇建具工事の流れ
一般的な建具工事は以下の流れで進みます:
  1. 打合せ - 仕様・デザインの決定
  2. 現場採寸 - 正確な寸法取り
  3. 製作図作成 - 詳細図面作成
  4. 承認 - 施主・設計者の確認
  5. 材料発注 - 枠・ガラス・金物等
  6. 工場製作 - 建具の製作・組立
  7. 搬入 - 現場への運搬
  8. 建込み - 枠の取付
  9. 建具取付 - 障子の吊込み
  10. 調整 - 開閉・金物の調整
  11. 検査 - 動作確認
  12. 引渡し - 使用方法の説明

建具工事は、建物の使い勝手や快適性を左右する重要な工事です。精密な加工技術、正確な施工、そして細やかな調整が求められる専門性の高い仕事です。


<業種区分、建設工事の内容、例示、区分の考え方(H29.11.10改正)>

第1欄 建設工事の種類 (建設業法別表) 昭和46年制定 建設工事の内容
建具工事

第2欄 業種 (建設業法別表)
建具工事業

第3欄 建設工事の内容(昭和47年3月8日建設省告示第350号)最終改正平成29年11月10日国土交通省告示第1022号
工作物に木製又は金属製の建具等を取付ける工事

第4欄 建設工事の例示(平成13年4月3日国総建第97号)最終改正令和4年12月28日国不建第463号
金属製建具取付け工事、サッシ取付け工事、金属製カーテン ウォール取付け工事、シャッター取付け工事、自動ドアー取付 け工事、木製建具取付け工事、ふすま工事




▲建具工事 自動ドア設置工事


▲建具工事 サッシ取付工事


▲建具工事 自動ドア


▲建具工事 玄関ドア


▲建具工事 サッシ建具


▲建具工事 サッシ取付工事


▲建具工事 サッシ取付工事


▲建具工事 障子建具工事


▲建具工事 軒窓サッシ建具工事


▲建具工事 
襖(ふすま)・障子建具工事


▲建具工事 玄関ドア


▲建具工事 スライドドア


▲建具工事 
マンション防犯シャッター


▲建具工事 車庫シャッター


▲建具工事 ふすま・障子




ACCESS COUNTER




Copyright(c)行政書士笹井一宏事務所
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