29.「解体工事業」「解体工事」について
※【掲載写真・説明等に関する留意事項】 当サイトに掲載している各建設工事の写真・説明等は、各許可業種の一般的な工事内容をご理解いただくための参考資料として掲載しております。これらの写真・説明等は、当該工事に係る該当業種であることを断定しておらず、該当工事であることを必ずしも保証するものではありません。また、申請に当たっての実際の許可業種や建設工事の判断を個別具体的に示すものではありません。個々の工事における具体的な業種区分や必要な許可につきましては、工事の内容や規模等により異なりますので、各建設工事や各許可業種の判断をされるに当たっては、各法令や通達等を十分熟読し理解され、申請する際は、各許可行政庁に必ず事前にお問い合わせをし、事前相談し、詳細をご確認下さい。

▲解体工事 家屋解体

▲解体工事
鉄筋コンクリート造建物解体

▲解体工事 家屋解体

▲解体工事 家屋解体

▲解体工事 鉄骨家屋解体
「業種」(法律別表) 「建設工事の種類」(法律別表)
29解体工事業 解体工事
◆解体工事(業)とは何ですか?
解体工事業とは、建設業法における専門工事業の一つで、解体工事とは、建築物や構造物を取り壊し、撤去する工事のことで建設工事の種類の一つです。
(主な工事内容)
解体工事には以下のようなものが含まれます:
- 建築物解体 - 住宅、ビル、工場等の解体
- 構造物解体 - 橋梁、高架、煙突等の解体
- 内装解体 - 建物内部のみの解体(スケルトン工事)
- 設備解体 - 機械設備、配管等の撤去
- 基礎解体 - コンクリート基礎の撤去
- アスベスト除去 - 石綿含有建材の撤去
- 産業廃棄物処理 - 解体廃材の分別・処理
(建設業法上の位置づけ)
建設業法により、解体工事業は29業種ある建設業の専門工事の一つとして定められています(平成28年に新設)。一定規模以上の工事を請け負う場合は、国土交通大臣または都道府県知事の許可が必要です。
解体工事業の新設(平成28年)
それまで解体工事は「とび・土工工事業」に含まれていましたが、平成28年6月1日より独立した業種となりました。これにより、解体工事に特化した許可制度が確立されました。
(解体工事の特徴)
安全管理が最重要
- 倒壊・崩落の危険
- 粉じん・騒音・振動の発生
- アスベスト等の有害物質
- 周辺への影響防止
環境への配慮
- 建設リサイクル法の遵守
- 廃棄物の適正処理
- 分別解体の義務
- マニフェスト管理
法規制が厳格
- 建設業法(解体工事業許可)
- 建設リサイクル法
- 廃棄物処理法
- 石綿障害予防規則
- 労働安全衛生法
(解体工事の手法)
工法による分類
圧砕工法
- 油圧ショベルのアタッチメント使用
- 圧砕機、大割機で破砕
- 最も一般的
転倒工法
- ワイヤーで建物を引き倒す
- 小規模木造建物等
ブレーカー工法
- 油圧ブレーカーで破砕
- コンクリート構造物
カッター工法
- ダイヤモンドカッターで切断
- 精密な解体が必要な場合
発破工法
- 火薬による爆破解体
- 大型構造物(煙突、橋脚等)
- 高度な技術と許可が必要
(解体対象物)
建築物
- 木造住宅
- 鉄骨造建物
- 鉄筋コンクリート造建物
- 集合住宅
土木構造物
- 橋梁
- 高架道路
- トンネル
- ダム
工作物
- 煙突
- 鉄塔
- プラント設備
(建設リサイクル法)
対象建設工事
- 延床面積80㎡以上の建築物解体
- 請負金額500万円以上の解体工事
義務
- 分別解体の実施
- 特定建設資材の再資源化
- 事前届出(工事着手7日前まで)
- 事後報告
特定建設資材
- コンクリート
- コンクリート及び鉄から成る建設資材
- 木材
- アスファルト・コンクリート
(アスベスト(石綿)対策)
事前調査
- 建材中のアスベスト含有の有無確認
- 専門家による調査
- 調査結果の報告義務
除去工事
- 作業計画の届出
- 隔離・封じ込め
- 保護具着用
- 集じん・排気装置
- 廃棄物の適正処理
(解体工事の重要性)
再開発の推進
- 老朽建物の撤去
- 土地の有効活用
- 都市再生
安全確保
- 危険建物の除却
- 空き家問題への対応
- 災害時の倒壊防止
環境保全
- 廃棄物の適正処理
- リサイクルの推進
- 有害物質の適切な除去
周辺への配慮
- 騒音・振動の低減
- 粉じん飛散防止
- 近隣への説明
(必要な資格)
解体工事施工技士
- 1級解体工事施工技士
- 2級解体工事施工技士
- 解体工事業の専任技術者になれる
その他の関連資格
- とび技能士
- 土木施工管理技士
- 建築施工管理技士
- 石綿作業主任者
- 車両系建設機械運転技能者
解体工事は、建設の最終段階であり、次の建設の準備段階でもあります。安全と環境に最大限配慮しながら、適正に建物を解体・撤去する高度な専門技術が求められる工事です。
◆解体工事の具体例について、より詳しく説明します。
1. 木造住宅解体工事
一般的な木造2階建て住宅の解体
建物概要
- 延床面積:100~150㎡
- 木造2階建て
- 築30~50年程度
- 敷地:100~200㎡
解体工事の流れ
1. 事前調査・準備(1週間~2週間前)
現地調査
- 建物の構造・規模確認
- 周辺状況の確認(道路幅、隣地との距離等)
- ライフライン(電気、ガス、水道)の確認
- アスベスト含有の有無調査
- 地中埋設物の確認
法的手続き
- 建設リサイクル法の届出(80㎡以上)
- ライフラインの停止手続き
- 電力会社への電気停止依頼
- ガス会社への閉栓依頼
- 水道局への停止手続き
- 道路使用許可(必要に応じて)
- 近隣への挨拶・説明
養生準備
- 足場・養生シート材料の手配
- 重機・ダンプの手配
- 産業廃棄物処理業者との契約
2. 足場・養生設置(1~2日)
仮囲い設置
- 敷地境界に仮囲いパネル設置
- 高さ:1.8~3.0m
- 工事中の安全確保
- 粉じん・騒音の軽減
養生足場組立
- 建物周囲に足場設置
- 防音・防じんシート張り
- メッシュシートまたは防炎シート
- 建物全体を覆う
防護柵
- 道路との境界に保安柵
- カラーコーンの設置
散水設備
- 粉じん飛散防止用
- 散水ホース配置
3. 内装解体・残置物撤去(2~3日)
内部造作の撤去
- 建具(ドア、窓、ふすま等)の取外し
- 住宅設備の撤去
- キッチン、浴室、トイレ
- 給湯器、エアコン
- 照明器具
- 内装材の剥がし
- 壁紙、天井材
- フローリング、畳
- 石膏ボード
手作業による分別
- 木材
- 金属類(アルミサッシ、配管等)
- ガラス
- 陶器(衛生器具等)
- プラスチック類
残置物の搬出
- 家具、家電の撤去(別途料金の場合も)
- 不用品の処分
4. 屋根解体(1~2日)
瓦の撤去
- 手作業で瓦を下ろす
- 地上で分別
- 粉じん対策として散水
屋根下地の解体
- 野地板、垂木の撤去
- 手作業とバールによる解体
5. 建物本体解体(2~3日)
重機による解体
- 油圧ショベル(バックホー)0.25~0.45㎥級
- 圧砕機(アタッチメント)で解体
- 2階部分から順に解体
- 1階部分の解体
解体手順
- 上階から下階へ
- 外壁→内壁→柱・梁の順
- 崩落防止のため計画的に
分別作業
- 木材(柱、梁、土台等)
- 金属類(釘、金物、配管等)
- 混合廃棄物
- 瓦礫類
6. 基礎解体(1~2日)
コンクリート基礎の破砕
- 油圧ブレーカーで破砕
- 布基礎、ベタ基礎の撤去
- 鉄筋の切断・分離
地中梁の撤去
- 掘削してコンクリート塊を撤去
7. 整地・清掃(1日)
地中埋設物の確認
- 浄化槽の撤去または埋戻し
- 配管の撤去
- 廃材の掘り起こし
整地作業
- 重機で平らに整地
- 転圧作業
- 高さ調整
清掃
- 残材の除去
- 金属片、ガラス片等の除去
- 敷地境界の確認
8. 養生撤去・完了(1日)
足場解体
- 養生シート撤去
- 足場材の搬出
仮囲い撤去
最終確認
- 施主立会い確認
- 近隣への挨拶
工期と費用
工期
- 標準的な木造住宅:7~10日程度
- 準備期間含めて2~3週間
費用の目安
- 坪単価:3~5万円程度
- 100㎡(約30坪):90~150万円程度
- 立地、接道条件により変動
費用の内訳
- 解体工事費
- 廃棄物処分費
- 養生費
- 諸経費
2. 鉄筋コンクリート造ビル解体工事
中規模RCビルの解体(5階建て)
建物概要
- 鉄筋コンクリート造5階建て
- 延床面積:2,000㎡
- 築40年
- 都市部の狭小地
解体工法の選定
圧砕工法(最も一般的)
- 大型油圧ショベル使用
- 圧砕機で鉄筋コンクリートを破砕
- 上階から順次解体
解体工事の流れ
1. 事前準備(1~2ヶ月前)
詳細調査
- 構造図面の確認
- 現地詳細調査
- アスベスト含有調査(義務)
- 吹付けアスベスト
- アスベスト含有建材
- 分析調査
- PCB含有機器の確認(変圧器、蛍光灯等)
- 地下埋設物調査
解体計画書の作成
- 工法の選定
- 工程計画
- 安全管理計画
- 騒音・振動予測
- 廃棄物処理計画
法的手続き
- 建設リサイクル法の届出
- 道路使用許可・道路占用許可
- アスベスト除去の届出
- 労働基準監督署への届出
- 建築物除却届
近隣対策
- 近隣説明会の開催
- 家屋調査(事前・事後)
- 振動・騒音の事前測定
2. アスベスト除去工事(2~4週間)
吹付けアスベストの除去
隔離養生
- 作業エリアの完全密閉
- ビニールシートによる隔離
- エアシャワー室の設置
- 負圧集じん・排気装置の設置
除去作業
- 保護具着用(防護服、防じんマスク)
- 薬液による固化または湿潤化
- 手作業による除去
- 真空掃除機による清掃
廃棄物処理
- 二重梱包
- 特別管理産業廃棄物として処理
- マニフェスト管理
アスベスト含有建材の除去
- 成形板等の撤去
- 飛散防止措置
- 分別保管
完了確認
- 粉じん濃度測定
- 残存確認
3. 内装解体(2~3週間)
設備・什器の撤去
- エレベーターの撤去
- 空調設備の撤去
- 電気設備の撤去
- 給排水設備の撤去
- 受変電設備の撤去
内装材の撤去
- 天井材、壁材
- 床材
- 建具、サッシ
- 階段手すり
分別作業
- 木材
- 金属類
- ガラス
- 石膏ボード
- 混合廃棄物
4. 外部足場・防護設備設置(1~2週間)
防護構台(ブリッジ)
- 歩行者・車両通行用の防護
- 落下物防止
- 鋼製の頑丈な構造
外部足場
- 枠組足場の設置
- 全面に防音・防じんシート
- メッシュシート+防音パネルの場合も
朝顔(落下物防止設備)
- 各階に張出し防護
- 落下物を受け止める
散水設備
- 粉じん飛散防止
- スプリンクラー配管
5. 本体解体(2~3ヶ月)
解体重機
- 大型油圧ショベル
- 0.7~1.3㎥級
- ロングアーム仕様
- 高所解体用
アタッチメント
- 大型圧砕機(大割機)
- 鉄筋カッター
- ブレーカー
解体手順
最上階(5階)から開始
- 屋上防水層・仕上材の撤去
- 屋根スラブの破砕
- 外壁の破砕
- 内壁の破砕
- 梁の破砕
- 柱の破砕
- 床スラブの破砕
各階の解体
- 同様の手順で4階→3階→2階→1階
- 重機は上階に上げて解体
- スロープまたはクレーンで重機を移動
コア部分(階段室等)
- 最後まで残して解体動線確保
- 最終段階で解体
地下階の解体
- 地上階完了後に実施
- 掘削しながら解体
分別・搬出
- コンクリート塊
- 鉄筋・鉄骨
- その他廃材
- ダンプトラックで随時搬出
粉じん対策
- 常時散水
- 集じん機使用
- 作業エリアの密閉
騒音・振動対策
- 低騒音型重機使用
- 作業時間の制限(通常8:00~18:00)
- 防音パネル設置
6. 地下躯体・基礎解体(2~4週間)
地下外壁の解体
- 山留めとの取合い処理
- 慎重な解体
地下床スラブ
- ブレーカーで破砕
- 地下ピットの解体
基礎・杭の撤去
- 基礎梁の破砕
- フーチング(基礎底盤)の撤去
- 杭の引抜きまたは切断
- 場所打ち杭
- 既製杭
- 地中1m程度で切断が一般的
埋戻し
- 良質土での埋戻し
- 転圧
7. 整地・完了(1週間)
地中障害物の除去
- 配管類の撤去
- 廃材の掘起こし
整地
- レベル調整
- 転圧作業
境界確認
- 敷地境界の確認
- 境界杭の保護・復元
8. 足場・養生撤去
外部足場解体 防護構台撤去 清掃・完了確認
工期と費用
工期
- 準備期間:1~2ヶ月
- アスベスト除去:1ヶ月
- 解体工事:3~5ヶ月
- 合計:5~8ヶ月
費用の目安
- RC造:坪単価5~8万円程度
- 2,000㎡(約600坪):3,000~5,000万円程度
- アスベスト除去:別途数百万~数千万円
3. 鉄骨造建物解体工事
工場・倉庫の解体
建物概要
- 鉄骨造平屋建て
- 延床面積:3,000㎡
- スパン30m×100m
- 天井高さ10m
解体工法
切断工法が中心
- ガス切断
- プラズマ切断
- 油圧シャー
解体の流れ
1. 屋根・外壁の撤去(1~2週間)
屋根材の撤去
- 折板屋根、スレート屋根等
- 手作業または重機で撤去
- アスベスト含有スレートの場合は飛散防止
外壁材の撤去
- ALC板、サイディング等
- クレーンで吊下ろし
2. 鉄骨の切断・撤去(3~4週間)
小梁・母屋の撤去
- ガス切断で切断
- クレーンで吊下ろし
- トラックに積込み
大梁の撤去
- 切断箇所を計画的に
- バランスを考慮
- クレーンで吊下ろし
柱の撤去
- 最後に柱を撤去
- 根元で切断
- 倒壊防止措置
3. 基礎・土間コンクリート撤去(2週間)
アンカーボルトの切断 基礎の破砕 土間コンクリートの撤去
搬出
- 鉄骨はリサイクル
- スクラップヤードへ搬出
- 高いリサイクル率
4. 橋梁解体工事
道路橋の撤去
橋梁概要
- 鋼桁橋
- 橋長:50m
- 幅員:10m
- 老朽化により架替え
解体工法
1. ワイヤーソーイング工法
特徴
- ダイヤモンドワイヤーで切断
- 振動・騒音が少ない
- 精密な切断
手順
- 桁を分割切断
- クレーンで吊上げ撤去
2. 圧砕工法
床版の破砕
- 油圧ブレーカー
- 圧砕機
3. ベント工法
仮設支保工設置
- 橋桁を支える仮設構台
- ジャッキアップ
- クレーン吊下ろし
夜間工事
交通規制
- 通行止め
- 夜間作業(交通量の少ない時間)
安全対策
- 落下物防止
- 河川への配慮(下が河川の場合)
5. 煙突解体工事
工場煙突の解体
煙突概要
- RC造煙突
- 高さ:60m
- 直径:底部5m、頂部2m
解体工法
1. だるま落とし工法
特徴
- 下部から順次解体
- ジャッキで支持しながら降下
手順
- 頂部にジャッキ設置
- 下部をリング状に切断
- ジャッキで降下
- 切断・降下を繰返し
- 地上近くで全体を解体
2. 発破工法
計画的な爆破解体
- 火薬による爆破
- 倒壊方向の制御
- 広い敷地が必要
- 事前の安全確保
手順
- 発破孔の削孔
- 火薬の装填
- 爆破
- 瓦礫の処理
3. ブレーカー工法
上部から解体
- 足場設置
- 内側からブレーカーで破砕
- 徐々に高さを下げる
6. 内装解体工事(スケルトン解体)
テナントビルの原状回復
対象
- オフィステナント
- 店舗
- 内装のみ撤去、躯体は残す
作業内容
1. 設備撤去
- 空調設備
- 照明器具
- 電気配線・配管
- LAN配線
- 防災設備
2. 造作撤去
- 間仕切り壁
- 天井(システム天井、ボード天井)
- 床(OAフロア、フローリング、タイルカーペット)
- 建具
3. 仕上材撤去
- 壁紙、塗装
- 床材
- コンクリートスラブまで
4. 清掃
- 躯体の清掃
- スケルトン状態に
特徴
- 営業中ビルでの作業
- 養生が重要
- 夜間・休日作業も
- 粉じん・騒音対策
7. プラント解体工事
化学工場の解体
対象施設
- 反応塔、蒸留塔
- タンク類
- 配管設備
- 建屋
特殊性
有害物質の処理
- 残留化学物質の除去
- 洗浄作業
- 専門業者による処理
高所作業
- 大型クレーン使用
- 足場・ゴンドラ
重量物の解体
- 大型タンク
- 反応器
- 切断・分割
配管の撤去
- 複雑な配管網
- フランジ外し
- 切断
8. 災害時の解体工事
被災建物の解体
緊急性
- 倒壊危険建物
- 二次災害防止
特殊な配慮
- 不安定な構造物
- 安全確保が困難
- 遺品・貴重品の扱い
行政代執行
- 所有者不明の場合も
- 公費解体制度
9. 廃棄物処理・リサイクル
分別の種類
建設廃棄物の分類
コンクリート塊
- 再生砕石として利用
- 路盤材等
- リサイクル率:ほぼ100%
アスファルト・コンクリート塊
- 再生アスファルト合材
- リサイクル率:ほぼ100%
建設発生木材
- チップ化
- バイオマス燃料
- 製紙原料
- リサイクル率:95%以上
金属くず
- 鉄筋、鉄骨
- 非鉄金属(銅、アルミ等)
- 製鋼原料
- リサイクル率:ほぼ100%
混合廃棄物
- 分別困難なもの
- 中間処理施設で再選別
- 可燃物・不燃物に分離
石膏ボード
- 石膏として再利用
- セメント原料
ガラス・陶磁器くず
- 路盤材
- 一部はガラス原料
廃プラスチック
- サーマルリサイクル(燃料)
- マテリアルリサイクル
マニフェスト制度
産業廃棄物管理票
- 排出→運搬→処分の流れを管理
- 電子マニフェストも普及
- 適正処理の証明
最終処分
管理型処分場
- 埋立処分
- 最終処分率は減少傾向(10%以下)
10. 安全管理
解体工事の危険
主な災害
- 建物の崩壊・倒壊
- 重機の転倒
- 高所からの墜落
- 飛来・落下
- 粉じん吸入
- 有害物質への曝露
安全対策
作業計画
- 解体順序の計画
- 危険予知活動(KY)
- 作業手順書
保護具
- ヘルメット
- 安全帯(フルハーネス)
- 安全靴
- 防じんマスク
- 保護メガネ
重機作業
- 有資格者の操作
- 誘導員の配置
- 作業範囲の立入禁止
足場
- 墜落防止設備
- 手すり、安全ネット
粉じん対策
- 散水
- 集じん機
- 防じんマスク着用
11. 環境対策
騒音・振動規制
規制基準
- 特定建設作業の届出
- 作業時間の制限
- 騒音:85dB以下(敷地境界)
- 振動:75dB以下
対策
- 低騒音型重機
- 防音シート
- 作業時間の配慮
粉じん対策
飛散防止
- 養生シート
- 散水
- 集じん機
- 密閉作業
排水管理
濁水処理
- 沈砂槽設置
- pH調整
- 下水道放流基準遵守
12. 費用の内訳
解体費用の構成
直接工事費
- 解体作業費
- 重機費用
- 人件費
廃棄物処分費
- 運搬費
- 処分費(トン単価)
- マニフェスト費用
仮設費
- 足場・養生費
- 仮囲い
- 防護設備
諸経費
- 届出費用
- 警備費用
- 近隣対策費
特殊費用
- アスベスト除去費
- PCB処理費
- 地中埋設物撤去費
◇必要な資格
解体工事施工技士
- 1級:大規模工事の専任技術者
- 2級:中小規模工事の専任技術者
その他の資格
- とび技能士
- 土木施工管理技士
- 建築施工管理技士
- 車両系建設機械運転技能者
- 整地・運搬・積込用
- 解体用
- 移動式クレーン運転士
- 玉掛技能者
- 石綿作業主任者
- 酸素欠乏危険作業主任者
- 火薬類取扱保安責任者(発破工法)
◇解体工事の今後
増加する解体需要
高度成長期の建物老朽化
- 築50年超の建物増加
- 大量解体時代到来
空き家問題
- 空き家の解体促進
- 行政代執行も増加
◇技術の進化
ICT活用
- ドローンによる調査
- 3Dスキャン
- BIM/CIM
ロボット技術
- 遠隔操作重機
- 自動化技術
リサイクル技術
- 高度な分別技術
- 資源回収率の向上
解体工事は、建設サイクルの重要な一部であり、安全と環境に最大限配慮しながら、適正に建物を解体・撤去する高度な専門技術が求められます。今後も増大する解体需要に対応し、循環型社会の構築に貢献する重要な役割を担っています。
<業種区分、建設工事の内容、例示、区分の考え方(H29.11.10改正)>
第1欄 建設工事の種類 (建設業法別表) 昭和46年制定 建設工事の内容
解体工事
第2欄 業種 (建設業法別表)
解体工事業
第3欄 建設工事の内容(昭和47年3月8日建設省告示第350号)最終改正平成29年11月10日国土交通省告示第1022号
工作物の解体を行う工事
第4欄 建設工事の例示(平成13年4月3日国総建第97号)最終改正令和4年12月28日国不建第463号
工作物解体工事
第5欄 建設工事の区分の考え方(平成13年4月3日国総建第97号)最終改正令和4年12月28日国不建第463号
●それぞれの専門工事において建設される目的物について、それのみを解体する工事は各専門工事に該当する。総合的な企画、指導、調整のもとに土木工作物や建築物を解体する工事は、それ ぞれ『土木一式工事』や『建築一式工事』に該当する。

▲解体工事 旅館解体

▲解体工事
鉄筋コンクリート造建物解体

▲解体工事 団地解体

▲解体工事 住宅解体
ACCESS COUNTER
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