4.「左官工事業」/「左官工事」について
※【掲載写真・説明等に関する留意事項】 当サイトに掲載している各建設工事の写真・説明等は、各許可業種の一般的な工事内容をご理解いただくための参考資料として掲載しております。これらの写真・説明等は、当該工事に係る該当業種であることを断定しておらず、該当工事であることを必ずしも保証するものではありません。また、申請に当たっての実際の許可業種や建設工事の判断を個別具体的に示すものではありません。個々の工事における具体的な業種区分や必要な許可につきましては、工事の内容や規模等により異なりますので、各建設工事や各許可業種の判断をされるに当たっては、各法令や通達等を十分熟読し理解され、申請する際は、各許可行政庁に必ず事前にお問い合わせをし、事前相談し、詳細をご確認下さい。

▲左官工事 塗り壁 白

▲左官工事 鏝(こて)

▲左官工事 なまこ壁

▲左官工事 日本家屋土壁

▲左官工事
駐車場の外構左官工事
「業種」(法律別表) 「建設工事の種類」(法律別表)
4 左官工事業 左官工事
◆左官工事(業)とは何ですか?
左官工事とは、建設業法における建設工事の種類の一つで、建築物の壁や床などに、モルタル、漆喰(しっくい)、珪藻土、土壁などの材料を塗る専門工事のことです。
(主な仕事内容)
- 壁・天井の仕上げ: 漆喰やプラスターなどを塗って、美しく滑らかな表面に仕上げる
- 床の仕上げ: コンクリートやモルタルで床を平らに均す
- タイル下地の作成: タイルを貼るための下地となるモルタルを塗る
- 防水工事: 浴室やベランダなどの防水層を作る
- 装飾仕上げ: 伝統的な土壁や模様のある壁面を作る
(特徴)
左官職人は「鏝(こて)」という道具を使って手作業で材料を塗り広げていきます。熟練した技術が必要とされる伝統的な職種で、日本では古くから重要な建築技能の一つとされてきました。
現代では、ビルやマンションなどの現代建築から、神社仏閣などの伝統建築の修復まで、幅広い現場で活躍しています。建設業法では、左官工事業は29種類ある専門工事業の一つとして位置づけられています。
◆左官工事の具体例についてより詳しく説明します。
1. 内装仕上げ工事
壁の塗り仕上げ
- リビングや寝室の壁に珪藻土や漆喰を塗る
- 調湿効果や消臭効果のある自然素材の壁作り
- デザイン性の高いパターン仕上げ(波模様、ランダム模様など)
天井の仕上げ
- プラスターやモルタルで天井を平滑に仕上げる
- 和室の土壁風天井の施工
※プラスター・・・(出典「東建コーポレーション(株)」(https://www.token.co.jp/estate/useful/archipedia/word.php?jid=00016&wid=30320&wdid=01))
2. 床工事
モルタル床
- 住宅の土間コンクリートの仕上げ
- 工場や倉庫の床を平らに均す作業
- 床暖房の上にモルタルを施工
下地作り
- フローリングやタイルを貼る前の平坦な下地作成
- 傾斜を付けた排水用の床作り
3. 水回りの工事
浴室・洗面所
- 浴室の防水モルタル施工
- タイル貼りの下地作り
- 防水層の形成
キッチン
- キッチンカウンターの下地
- 床の防水処理
4. 外装工事
外壁仕上げ
- 建物外壁へのモルタル塗り
- 吹付け前の下地処理
- 補修やひび割れの修繕
エントランス・玄関
- 玄関ポーチの床仕上げ
- 階段の仕上げ
5. 伝統建築・特殊工事
和風建築
- 茶室の土壁(荒壁、中塗り、仕上げ塗り)
- 神社仏閣の修復工事
- 古民家再生での土壁作り
- 数寄屋造りの繊細な仕上げ
装飾壁
- 店舗やホテルのデザイン壁
- アート性の高い塗り壁
- 洗い出し仕上げ(小石を見せる技法)
6. 補修・メンテナンス工事
ひび割れ補修
- 外壁のクラック(ひび割れ)補修
- 内壁の損傷箇所の修復
リフォーム
- 既存の壁の塗り替え
- 古い仕上げ材の撤去と新規施工
7. 特殊な左官工事
研ぎ出し仕上げ
- 大理石の粉などを混ぜたモルタルを塗り、研磨して光沢を出す高級仕上げ
洗い出し
- 小石や骨材を表面に露出させる伝統的な仕上げ手法
- 玄関アプローチや外構によく使用
掻き落とし
- 表面を掻き落として模様を作る技法
◇使用する主な材料
- モルタル: セメント+砂+水
- 漆喰: 消石灰を主原料とした伝統的な塗り壁材
- 珪藻土: 調湿性に優れた自然素材
- プラスター: 石膏を主原料とした塗り壁材
- 土: 伝統的な土壁用
- 樹脂モルタル: 耐久性を高めた現代的な材料
左官工事は、建物の美観を決める重要な仕上げ工事であり、職人の技術によって品質が大きく左右される専門性の高い工事です。
<業種区分、建設工事の内容、例示、区分の考え方(H29.11.10改正)>
第1欄 建設工事の種類 (建設業法別表) 昭和46年制定 建設工事の内容
左官工事
第2欄 業種 (建設業法別表)
左官工事業
第3欄 建設工事の内容(昭和47年3月8日建設省告示第350号)最終改正平成29年11月10日国土交通省告示第1022号
工作物に壁土、モルタル、漆くい、プラスター、繊維等をこて塗 り、吹付け、又ははり付ける工事
第4欄 建設工事の例示(平成13年4月3日国総建第97号)最終改正令和4年12月28日国不建第463号
左官工事、モルタル工事、モルタル防水工事、吹付け工事、とぎ出し工事、洗い出し工事
第5欄 建設工事の区分の考え方(平成13年4月3日国総建第97号)最終改正令和4年12月28日国不建第463号
● 防水モルタルを用いた防水工事は左官工事業、防水工事業どちらの業種の許可でも施工可能である。
● ガラス張り工事及び乾式壁工事については、通常、左官工事を行う際の準備作業として当然に含まれているものである。
● 『左官工事』における「吹付け工事」とは、建築物に対するモルタル等を吹付ける工事をいい、『と び・土工・コンクリート工事』における「吹付け工事」とは、「モルタル吹付け工事」及び「種子吹付け 工事」を総称したものであり、法面処理等のためにモルタル又は種子を吹付ける工事をいう。

▲左官工事

▲左官工事

▲左官工事 扇仕上

▲左官工事 塗りっぱなし外壁

▲左官工事 洗い出し

▲左官工事 扇仕上

▲左官工事
珪藻土の塗り壁施工工事

▲左官工事
住宅塗り壁外壁修繕工事

▲左官工事 塗り壁材

▲左官工事

▲左官工事
コンクリート表面左官鏝(こて)仕上

▲左官工事 攪拌機

▲左官工事 珪藻土
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